一期一映
周南圏域介護支援専門員研修会2016 「八重子のハミング」
4度のがん手術から生還した夫が、若年性アルツハイマー病の妻を介護した4000日の記録。介護する家族の苦悩は計り知れないものがあるが、著者の陽信孝氏は互いに迫りくる死の影を見据えつつ残された日々を童女となっていく妻と力強く歩んでいる。この夫婦の記録から、闘病、介護、夫婦愛を考え、著者が詠んだ短歌とともに綴る。究極の夫婦の純愛の物語。現代の「智恵子抄」である。
紙おむつ 上げ下げをする 度ごとに 妻は怒りで われをたたけり
小尿を 流しし床を 拭くわれの 後ろで歌う 妻に涙す
幼な子に かえりし妻の まなざしは 想いで連れて 我にそそげり
映画監督 佐々部 清「優しい心」講演会(徳山大学第三教室)
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