始まり
太鼓谷稲成神社は、京都の伏見稲荷大社、茨城県の笠間稲荷神社、宮城県の竹駒神社、そして佐賀県の祐徳稲荷神社と並び、日本五大稲荷神社の一つに数えられている。また、神社ではないが、江戸の名奉行・大岡越前が信仰したことで知られる愛知県の豊川稲荷は、仏教の茶枳尼天(だきにてん)を稲荷神として祀っている。 全国の神社の中で最も多く、その数は三万社余りとも言われている稲荷社の総本社となっているのは、稲荷信仰の発祥である伏見稲荷大社であり、和銅4年(711年)2月9日の初午の日に、帰化氏族である秦氏の遠祖がこの地に祀ったのが始まりとされている。その伏見稲荷から安永2年(1773年)、第七代の津和野藩主であった亀井矩貞公によって斎き祀ったのが、太鼓谷稲成神社の始まりである。
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