飛行機雲

公開日:2017年03月16日木曜日
Categories: 虹の町ものがたり | Leave a comment

飛行機雲（ひこうきぐも）が見（み）られるようになったのは、今（いま）から６０年（ねん）ほど前（まえ）のこと。このころから、飛行機（ひこうき）が、高（たか）い空（そら）をかなり速（はや）いスピードで飛（と）ぶようになったからです。それまでは、そんな高（たか）い空（そら）を飛（と）ぶ飛行機（ひこうき）はありませんでしたから、飛行機雲（ひこうきぐも）もできなかったのです。その飛行機雲（ひこうきぐも）ができるところは、空（そら）の高（たか）さが、地面（じめん）から約（やく）６０００ｍ以上（いじょう）でなければなりません。そこは、温度（おんど）もかなり低（ひく）いために、そのあたりにできる雲（くも）は、ほとんどが氷（こおり）のつぶでできています。こんな上空（じょうくう）を飛行機（ひこうき）は飛（と）んでいくのですから、飛行機（ひこうき）のエンジンから出（で）る水蒸気（すいじょうき）（すいじょうき）などは、ぜんぶ氷（こおり）のつぶになってしまいます。それが地上（ちじょう）から見（み）ると白（しろ）く雲（くも）のように見（み）えるのです。