大地の母胎 2017
一般的に親しみをこめて「お地蔵さん」や「お地蔵様」とよばれる石像ですが、正式には「地蔵菩薩(じぞうぼさつ)」といい仏教の信仰対象である「菩薩」の一尊です。「菩薩」とは仏教において、成仏を求める修行者の事を言います。修行者ではありますが、人々と共に歩み、教えに導くという事で庶民の信仰の対象となっていったそうです。サンスクリット語ではクシティ・ガルバといい、クシティは「大地」、ガルバは「胎内」などのを意味があり「大地の母胎」を意味します。大地がすべての命を育む力を蔵するように、苦悩の人々を無限の大慈悲の心で包み込み救うところから「地蔵」と名づけられたとも言われています。
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